ドローンで何ができる?

ドローンとは無人航空機全般のことで実際にはロケットのような形のものもありますが日本では一般的に複数のプロペラがついたマルチコプターのこと指し、ここではマルチコプターのことをドローンと呼びます。
ドローンは一言で言えば「空中カメラ』、必ずカメラが搭載されておりそれを利用して飛行中の視野の確保をしながら人が簡単には行けないところに行き、映像を伝送し撮影することもできます。この特徴を活用しない手はないですよね。
ドローンは一言で言えば「空中カメラ』、必ずカメラが搭載されておりそれを利用して飛行中の視野の確保をしながら人が簡単には行けないところに行き、映像を伝送し撮影することもできます。この特徴を活用しない手はないですよね。
①空撮

最近ではテレビ番組でもお馴染みとなった空撮、ただの広角ショットかと思いきや、視点がどんどん上昇して街並みを一望できるようになったり対象物を日常では不可能な視点から捉えます。空撮用ドローンにはジンバルと言われる安定装置が付いており滑らか且つダイナミックな映像表現が可能です。
②高所点検

これも空撮の一種とも考えられますが①空撮はエンターテイメント性が高いのに対し②高所点検での空撮は実用性が高いのが特徴です。通常だと人が足場を組んだり宙吊りになったりしないと行けない高所でもドローンならいとも簡単にしかも安全に行く事ができ、人は地上でカメラを通じて状況を確認して修理が必要な箇所を効率よく発見します。赤外線カメラを搭載したドローンではより細緻な点検が可能ですし、近年のAI秘術の進化によってドローンが撮った写真を解析することで目視では発見できない内部の損傷まで見つけられるようになってきました。日本はバブル期に大量に建築したインフラが一気に老朽化を迎える一方で低成長時代に入りの財源の確保が困難で新しく作り変えるのではなく、メンテナンスの頻度を上げることで現存のものをいかに長寿命させるかが大きな課題、そこでドローンに大きな期待が集まっており、国土交通省もドローンによる建物点検を推奨しています。
③薬品撒布

第一次産業は衰退の一途ではありますが当然のことですが食糧は必需品でありいかに効率的に作物を栽培するかが課題です。空中からの農薬撒布は非常に効率的で以前はラジコンヘリコプターが使われていましたが、操作が難しくコストも掛かることから今ではドローンが主体となっています。
④測量・3Dデータ取得

ドローンはGPSを活用することにより飛行の安定性を確保していますが、GPSより更に高精度な測位システムであるRTKとカメラ(レーザーカメラ搭載機種もあり)を活用することで短時間で超高精度な測量が可能、デジタルのデータが取得されるため建設現場で他の最新技術との連携が容易です。また3Dデータの取得が可能なので都市計画などにも活用が進んでいます。
⑤運搬

まだ社会実験の段階ですが遠隔地への物資や緊急物資の輸送についてもドローンに期待が寄せられています。この分野は第三者上空の飛行が必要なため安全性の確保という大きな課題をクリアする必要があります。
⑥その他

山林や海上などの捜索活動、災害現場での状況確認、野生動物の観察や害獣の駆除(追い払う)などでも活躍しています。